ごきげんよう。あをんです。
今回はインターネット大会「ガラル☆ルーキーズ」に参加したので、使用構築を紹介しようと思います。

結果から言うと17勝16敗で、最終レートは1525でした。
一時調子のよかったときは1600に迫ったのですが、そこから連敗し、心が折れたので勝ち越したところで終わりにしました。

後半に反省点や気づいたことなど書いておりますので、皆様が得るものがあればこれ以上ない喜びです。
ダブルバトルは初心者の筆者ですが、是非最後までご覧いただけると幸いです。

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以下常体

☆構築ができるまで☆




今作から、ダブルバトルでの大きな仕様の変更として、「すばやさが変わると行動順にリアルタイムに反映される」というものがある。
そこで、味方殴りによって1ターンの間に大幅に素早さを上げられる特性「くだけるよろい」をもつポケモンを使うことにした。

当初は「いわなだれ」によってひるみを狙っていけるサニゴーンを使おうと思ったが、素早さを補うために「ふくろだたき」をするだけで死にかけることが判明し、ポットデスに白羽の矢が立った。
発売当初からポットデスは使ってみたかったので、絶好の機会だった。

殴り役には、初ターンから「なげつける」できのみを投げて、さらにポットデスを強化できるポケモンのうち、最も速いインテレオンを採用。

展開が成功した後にサイコフィールドで先制技からポットデスを守るためにイエッサン♀を採用した。

残り3枠、ポットデスが選出できないときの軸としてパッチラゴン、
隣でダイジェットを撃ってるだけでパッチラゴンが強くなるアーマーガア
「ねこだまし」「さきおくり」「エレキフィールド」が使えて可愛いモルペコを入れた。

ここまで組んで、ドラパルト+セキタンザンのような並びや麻痺を撒いてくるオーオンゲに弱いことが発覚し、
パッチラゴンを抜いて代わりにGマタドガスを入れ、完成。

☆個体解説☆


ポットデス(NN:ティファール)

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【性格】おくびょう(S↑A↓)
【特性】くだけるよろい
【持物】じゃくてんほけん
【個体値】
31-*-31-31-31-31
【努力値】
4-0-0-252-0-252
【実数値】
136-*-85-186-134-134
【わざ】
・シャドーボール
・あくのはどう
・アシストパワー
・ちからをすいとる

今回のコンセプト。コンボが決まればS3段階上昇、C2段階上昇して嬉しい。
努力値は何も考えずにCSぶっぱにした。

わざは最高火力のシャドーボール
怯みやダイアークでのDダウンを狙えるあくのはどう
威力160のエスパー技かつダイサイコで先制技を防げるアシストパワー
ふいうち透かしや相手の火力を削りになるちからをすいとるを採用した。

インテレオン(NN:007)

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【性格】おくびょう(S↑A↓)
【特性】げきりゅう
【持物】カムラのみ
【個体値】
31-0~1-31-31-31-31
【努力値】
228-0-12-4-12-252
【実数値】
174-81-87-146-87-189
【わざ】
・ねらいうち
・しんぴのまもり
・しろいきり
・なげつける

グレートブリテンが誇る優秀なエージェントポケモン。
今回は味方のサポートに徹してもらった。

わざはコンボ起動のなげつける
最低限の火力とセキタンザンを懲らしめるためのねらいうち
ポットデスを護衛するためのしんぴのまもりしろいきりを採用した。

ポットデスをなるべく傷つけないようにするためにAは最低の個体を厳選したが、そこまでこだわらなくてもいいかもしれない。
努力値は、最速にして残りをダブルバトルの大原則「H:B:D=2:1:1」に則り、余りをCに振った。

耐久に振ったおかげで予想外に耐えることが多く、げきりゅう発動でのねらいうちを決めることができた。
素早さも火力も高いのでとても優秀なポケモンだと思った。

イエッサン♀(NN:メェちゃん)

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【性格】おだやか(D↑A↓)
【特性】サイコメイカー
【持物】ひかりのねんど
【個体値】
31-*-31-31-31-31
【努力値】
252-0-220-0-36-0
【実数値】
177-*-113-115-143-105
【わざ】
・てだすけ
・このゆびとまれ
・リフレクター
・マジカルフレイム

THE・ダブルポケモン。
覚醒したポットデスの隣に並べていろんな仕事をしてくれる。

①サイコフィールドを貼って先制技からポットデスを守る
てだすけによってポットデスの火力を底上げする
このゆびとまれによってポットデスをあらゆる技から守る
リフレクターによって下降したポットデスの耐久を誤魔化す
マジカルフレイムによって相手の特殊アタッカーにデバフをかける、ついでに削る
⑥サイコフィールドでポットデスのアシパorダイサイコの火力を底上げする

こう書くとなんだか強そうだが、実は選出率は一番低かった。
相手のイエッサンが代わりに①⑥の仕事をしてくれたこともあった。

努力値は、耐久指数20,000くらい必要なんじゃないかとなんとなく思い、
Hにぶっぱして物理耐久指数が20,000になるまでBに振った。残りはD。

このボテ腹でS85とそこそこ早いので、無振りでも抜ける相手が案外いた。

マタドガス(ガラルのすがた)(NN:マタモワゼル)

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【性格】おだやか(D↑A↓)
【特性】かがくへんかガス
【持物】くろいヘドロ
【個体値】
31-*-31-31-31-31
【努力値】
156-0-4-148-188-12
【実数値】
160-*-141-124-125-82
【わざ】
・ワンダースチーム
・ヘドロばくだん
・ねっぷう
・まもる

優秀な特性「かがくへんかガス」によってあらゆる特性を無効にするポケモン。
選出率は一番高かった。

こいつが場にいるだけで純粋な数値勝負になるので、コンボ後のポットデスや後述のアーマーガアなど、
初手からダイマックスして能力を上げていくポケモンと相性がいいと感じた。
こいつ自身がダイマックスしても強い。

わざは、タイプ一致のワンダースチームヘドロばくだん
はがねに通るかつ火傷を狙えるねっぷう(全体技なのもよい)、
場持ちをよくさせるためにまもる
持ち物はまもると相性がいいくろいヘドロを採用した。

努力値は、オーロンゲのいたずらごころを無効化したうえで上から殴るためにS4振りオーロンゲ抜き、
Hはくろいヘドロ最高効率の16n、
Dはやはり耐久指数20,000を目安に実数値125になるまで伸ばし、
残りを火力に振って余った4をBに振った。

アーマーガア(NN:YSL)

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【性格】ようき(S↑C↓)
【特性】ミラーアーマー
【持物】オッカのみ
【個体値】
31-31-31-*-31-31
【努力値】
0-172-0-0-84-252
【実数値】
173-129-125-*-116-130
【わざ】
・ブレイブバード
・アイアンヘッド
・おいかぜ
・ちょうはつ

ガラルの空の支配者。
シングルでもダブルでも、現実世界のカラスと同じくらい繁殖していた。

耐性・耐久が優秀なので、上から殴っていくほうが強いと思い、最速にした。
Dはやっぱり耐久指数20,000を目安に伸ばし、残りをAにぶっぱした。

マタドガスと並べたときの相性がよく、ダイマックスしてダイスチルやダイジェットを連打してるだけで強かった。
隣にマタドガスがいればオッカのみ込みでヒヒダルマのフレアドライブを耐えたりした。

余談だが、自分はアーマーガアはゴージャスボールに入れてハイブランドの名前にちなんだニックネームをつけるのが好きだ。

モルペコ(NN:モルペコ)

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【性格】ようき(S↑A↓)
【特性】はらぺこスイッチ
【持物】きあいのタスキ
【個体値】
31-31-31-*-31-31
【努力値】
4-252-0-0-0-252
【実数値】
134-147-78-*-78-163
【わざ】
・オーラぐるま
・ねこだまし
・でんじは
・バークアウト

第八世代の偽ピカ枠。
パッチラゴンを使おうと思っていた時代の遺物だが、意外にも優秀だった。

ねこだましが使える
でんじはでS操作ができる(さすがにほっぺすりすりは覚えなかった)
③専用技オーラぐるまは破格の性能(威力110の電気物理技、命中安定、S一段階上昇、デメリットなし)
バークアウトで相手にデバフをかけられる

今回は採用しなかったが、さきおくりも覚えることができ、エラがみやでんげきくちばしをもつポケモンと並べても強そうだと思った。

マタドガスと並べることで常にまんぷくの可愛い姿でいることができる
真面目な話をすると、マタドガスをうまく使うことでオーラぐるまのタイプの撃ちわけが可能になる、ということ。

努力値は適当にASぶっぱだが、順当に強かった。
まひ撒きによって勝ち筋を残せるのもgood。

実はこのモルペコ、称号を持っている。
戦闘に出した時の表示が「はらペコの モルペコ」になるため、ニックネームはあえてつけていない。

☆反省点☆



①基本選出は
ポットデス+インテレオン、裏にイエッサン+1体

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インテレオンがポットデスになげつける、ポットデスがダイマックスしてダイホロウorダイアーク

なのだが、これが決まるパーティとほとんど当たらなかった。

マタドガスやオーロンゲがいるとこのコンボが阻害される点、インテレオンより早い物理アタッカー(ドラパルトなど)がいるとポットデスが倒されてしまう点、インテレオンが上から技を受けてきのみを消費してしまう点など。
特に後の2点、インテレオンより早いアタッカー(主にドラパルト)に対するアンサーを用意しておくべきだった

②ポットデスの技範囲が微妙
特に環境に多かったオーロンゲに対する打点がないのが苦しかった。地味にタチフサグマにも苦しめられた。
シャドーボールかあくのはどうの枠をギガドレインにするべきだったかもしれない。

③インテレオンのしんぴのまもり、しろいきりの必要性が疑問
そもそもインテレオンはポットデスに投げつけた後すぐにイエッサンに引くのが理想ムーブなので、しんぴのまもりやしろいきりは必要ないのでは?と思った。
麻痺対策のしんぴのまもりはさておき、しろいきりはいらなかったと感じた。
後述するジュラルドン対策で、しろいきりの枠をマッドショットにするべきだった

④イエッサンのリフレク、ひかりのねんど問題
イエッサンのリフレクもほとんど使わなかった。
ものしりメガネなど火力アップアイテムを持たせ、ハイパーボイスやマジカルシャインなどの全体技を採用したほうが良かった気がする。

マタドガスのヘドロばくだんの枠をちょうはつにするべきだった
この点に関しては気がする、とかじゃなくてはっきりと理由があって、まずフェアリー+どくの技範囲ははがねと毒に対して何もできないから。
そして、どちらもオーロンゲに対し抜群と取れるから。
要は、技範囲がほとんど被っているから、一ついらないよね、という話。

また、代わりに採用するのがちょうはつである理由は、トリパ対策のため。
実際にやられるまで気づかなかったが、今回の大会でのトリックルームは

トリル始動役(ブリムオン、デスバーンなど)+イエッサン♀

というふうに並べ、イエッサンがこのゆびでわざを引き付けつつトリルを決めていく。
これに抗うために、こちらは

マタドガス+モルペコ

を選出する必要がある。
マタドガスでサイコメイカーを無効にしつつ、モルペコがイエッサン側にねこだましをする。
このとき、マタドガスに挑発がないとトリルを阻止できないのだ。

⑥アーマーガアのちょうはつもいらなかった
先に述べたように、アーマーガアはほぼ上から殴っていくだけだったので、ダイスチル連打後に火力の出せる(火傷対策にもなる)ボディプレスをちょうはつの代わりに採用するべきだった
特にボディプレスはジュラルドンに対する打点にもなるので、必要性をひしひしと感じた。

⑦ジュラルドン対策ができていなかった
実際に大会に参加すると、構築の段階で対策の筆頭だったオーロンゲよりも、ジュラルドンのほうが多かった。
マタドガスは選出率が多いのにジュラルドンに弱いため、かなり苦しかった。
練習試合的に開催された仲間大会に参加して、もっと情報を収集しておくべきだったと痛感した。

☆終わりに☆



最後になりましたが、ここまでお読みいただき本当にありがとうございました!

ダブルバトルはたまにしかやらないので、新鮮で面白かったです。
特にガラル地方の新ポケモン限定ということで、見慣れない光景が多くてわくわくしました。

今回の構築に関して、「こうしたほうが強いんじゃない?」など、皆様からのご意見お待ちしておりますので、コメントかTwitterにお気軽に書き込んでください。

特にジュラルドン対策を知りたいです……!
ではまた。